みんなでいっしょに、自由ですてきな世界が広がるよう、日本人のパパとイラン人のママをもつ7歳の著者が描く一冊の絵本です。
2022年、母親の母国イランでスカーフ(へジャブ)のかぶり方が、不適切と警察に逮捕され、その後、亡くなったマフサ・アミニさんという名の女性の話をもとに、自由を探して旅に出るストーリー。
絵本を作る時に大切にしたのが、物事を自分で選択したり、好きなことを楽しめたりすることの大切さを描くこと。
絵は、厳しい監視下のもと、イランの匿名での女性の協力で、作成されました。
全てのページに蝶が描かれています。イランでは、蝶は、自由を表しています。
色とりどりの蝶と空を飛ぶ女性が描かれています。
この女性は、へジャブのかぶり方が不適切と逮捕され亡くなった方です。
りりあなさんは、もっと自分の自由に感謝して、まわりの人と助け合うことができたら、きっと争いが減って平和な世界になると思うと書かれています。
普段の生活で、忘れていた自由の大切さを教えてくれる見ごたえのある一冊です。
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