今月のいちおし!7月 New!

ガージュー先生

対馬丸事件を生きぬいた少女の物語

著者 たじま ゆきひこ

発行 童心社

2,200円(税込)





                          野際章人

 この一冊の絵本は、田島征彦(たじまゆきひこ)さん作の絵本『ガージュー先生 対馬丸事件を生きぬいた少女の物語」(童心社)です。2026年4月に発売された作品です。

 第二次世界大戦末期の1944年8月22日、米軍上陸で地上戦が始まるのを観こし、沖縄から本土に避難させる子どもや引率教員等を乗せた疎開船・対馬丸は、長崎に向かう途中、鹿児島・トカラ列島の悪石島沖で米潜水艦の魚雷を受けて沈没しました。

 乗船していた約1,800人のうち、判明しているだけでも1,484人が命を落としました。そんな中でも生き抜いた少女の物語を絵本にしたものです。

 ガージューとは沖縄の方言で「頑固で気が強い人」という意味を持ちます。

 沖縄で疎開船の悲劇を生き延び、のちに小学校の先生となって平和の尊さを伝え続けた実在の女性(平良啓子さん)をモデルにした、命の大切さを語り継ぐ物語です。

 


 

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