「ええやん その まんまの あんたが そこに いるだけで それだけで じゅうぶん そのことが うれしい」って言われると、なんだかホッとする。
髪の毛が茶色いのも、ミニスカート好きなのも、ちょっとしたことに腹が立つのも、ぽっちゃりしているのも、ぜーんぶひっくるめて私なのだ。私は私が好き。
よく友達から言われる。「自分大好きだよね~」って。そう。たまには悩み、嫌になることもあるけど、これも私だから結果オーライ。そう思えるようになったのも、ここ何年か。
それまで、わりと周りを気にして、自分を否定したこともあった。どうしても周りが気になる。何かをするにも、自分がどうじゃなくて、人がどう思うかが優先だった。それって意外と自分が思う程、周りは気にしてなかったりするもの。自分が囚われ過ぎていることのほうが多い。
自分の子どもを含め、多くの人が以前の私のように、周りを気にしているとしたら、少しだけ見方や考え方を変えてみることも大切だってことを伝えたい。「こんな人も、あんな人もいたっていいじゃない、私らしく」って思えるように。
しかし子ども時代は、自分の意図せぬところで物事が進んでしまっていることがよくある。喪失感に陥り、脱け出す方法を見つけられず、命を絶ってしまうこともある。何とも悲しい。年齢がどうこうじゃなく、みんなかけがえのない命だから、自分を好きになって大切にしてほしい。
「頑張って!」じゃなく、「ええやん そのままで」とお互いが認めあえる大切な居場所。そんな居場所を作るのは、家族や身近にいる人。気づいた時、気づいた人から作っていける社会を目指して。