大事を成し遂げる大きな勇気、日常の中にある小さな勇気、勇気ってなんだろう。
フリージャーナリストの江川紹子さんが、その勇気に感銘を受けた方々にお話を聞き、それを紹介した1冊です。5人の日本人とイスラムの方々が紹介されています。「人権とっとり講座」に講師としておいでいただいた山本譲司さんのお話も載っています。歴史やマスメディアに名を残す人たちの、行動を起こす時の勇気はどこから出てくるのだろう。
・ 事実を知ったから、知った以上やらなくては
・ 事実を知って怒り悲しみ、その思いが一歩前へとの勇気をくれる
・ 静かに黙っているほうが楽、違う意見でも発言する勇気、発言する原動力は怒り
・ 一歩踏み出す勇気、立ち止まる、やめる勇気、振り返る勇気
・ 自分に正直になることが本当の勇気
・ 過去の自分を素直に見つめ直す勇気
・ 後悔しないために自分に正直に行動すること、自分を信じて踏み出すこと
紹介してある方々に共通している思いです。
私たちの平凡な生活の中でも、こうしておけばよかったと思うことはたくさんあります。あの時少しの勇気があったなら…。普通の人の少しずつの勇気、それが繋がって集まって大きな勇気となる。この本から一歩踏み出す勇気をもらえるかもしれません。
最後に、江川さんの言葉です。「一人ひとり誰にも『勇気の種』がある。自分の中の勇気の種をさがしてみてください。」