センター職員今月のいちおし!(6月)

新型コロナに思う

小谷繁喜

世界中で新型コロナウィルス感染症が猛威をふるい、日本においても5月末現在で約16,600人の方が感染し、そのうち約830人の方が亡くなられています。全国を上げて人と人との接触を8割削減するなど、外出自粛や三密(密接・密集・密閉)の徹底などにより段々と新規の感染者数が減少し、その効果が出てきています。

しかしながら、一方で患者さんや医療従事者の皆さん、また、その御家族、それに感染された方々が利用された店や場所などが不当な差別的扱いを受けるなど悲しい事例も報道されています。 皆が一丸となって感染の拡大に立ち向かうべきときに、こうした方々を傷付けるような不当な差別や偏見は決してあってはなりません。

また、各都道府県知事の皆さんが頻繁に記者会見をされる場面を見受けます。その際に、聴覚に障がいがある方々に配慮して口元が見えるようにマスクを外してされていますが、できれば、同時テロップの表示などもあれば、更に配慮のレベルが高まりもっといいと思います。

終わりに、新型コロナは決して他人ごとではありません。いつ誰が感染するかもしれません。一人一人が自分自身や周辺で感染がおこるかもしれないということを想像し、自分のこととして考え行動しようではありませんか。